ども。演出です。
半年ほど続いた夜勤も一段落。今日は久々に平日のお陽様を楽しめるオフ日ということで、ずっと気になっていた睡蓮鉢の植物たちの株分け作業をしましたです。ええ。
表紙画像は昨年秋口の頃の演出の睡蓮鉢。
いやあキレイですな。ガガブタが花を咲かせてますし。
ところが最近は充分にメンテの時間も取れず↓なカンジでした。
いやヒドイですな^^;
ミニシペラスが育ちすぎて倒れっぱなしだし。つか“ミニ”じゃなくなっとるがな(´・ω・`) いやコレでもね、最低限はやってたですよ。だけど生き物だからね。“小さな小さな大自然”みたいなもんだから。3日も目を離すと全然状況変わっちゃうですよ。
で、初夏の株分け大メンテ!
(株分け時期リミット、ギリギリ間に合ったわい(-_-;))
ずは…いちばん気になってるミニシペラス、和名:コシュロガヤツリから。名前のとおりカヤツリグサ科の水辺の植物です。育ちすぎて根鉢(ねばち)が鉢からハミ出とるがな(;´Д`) 暫く倒れっぱなしだったから、非ぬ方向から芽や根が生えてるし…。念のため説明しておくと、それぞれの植物はこういった小鉢に植え、それを睡蓮鉢の中に沈めてあります。
ほれ、すっかり根詰まり。つか、この益子焼の鉢が小さすぎるんだけんども。去年、ちょいと根付きが悪いのを気にして肥料を施したらあっという間に大増殖し、自らバランスを崩して転倒したのでした。え?チラ見えの服の袖が気になる?ワタクシ自宅では終始、作務衣着用。夏は甚兵衛です。ええ。
根鉢を鋏で切ります。文字通り株分けですな。ちなみに画像に写っているハサミが“それっぽい”のは“それっぽいハサミ”をわざわざ買ったからです。うちの母は「あんたはカタチから入るからね」とか言いますが、演出に言わせればねぇ、それは「効率的学習方法を知らぬヤツのセリフ」じゃぁっ!ヽ(`Д´)ノ
スンマセン。ちょっと取り乱しました。捨てゼリフ的に時おり向けられるあの手のコトバにちょいイラが溜まってましたm(_ _;)m さて、植え戻すのはこんくらいかな。ちょっと間引き過ぎのように見えるかもしれませんが。たぶんまたすぐ殖えるし。今年は肥料を控えませう。
こんなカンジで完成。土は普通によくある「スイレンの土」とか「赤玉土」とかですが、最後の仕上げが演出オリジナルです。農業・観葉植物の世界では常識、睡蓮鉢の世界では非常識な<マルチング>を施します。
コレ、アクアリウムでよく使われている「ソイル」です。まあ、ざっくり説明すると土を粒状に焼き固めたもので、観賞魚用水槽の底砂に専ら使われるモノです。演出はコレをマルチング材として土の上に敷きます。コレがあると「水が濁らない」「濁っても速やかに濁りを除去」「見た目が良い」といったメリットが。もし“使用法特許”的なものがあったらば出願したいくらい画期的、効果的。ワタクシが発明しました。ええ。
次。ウォーターコイン(ウォーターマッシュルーム)です。和名をウチワゼニクサ(団扇銭草)といいます。コイツも株分けしようと思ったのですが、根が細かくて…。結局、植わったまま手で間引くだけにしました。
と、発見。メダカの卵やわぁ(´∀`) 画像クリックで大きめ画像をご覧あれ。こういうの見つけるとね、ワクワク((o(´∀`)o))しますな。そういう時って、たぶん少年時代に田圃でカエルの卵見つけたり、ヤゴ捕まえたりしてた時の表情とおんなじだったりするんじゃないかしらん?
最後はヒメホタルイ(姫蛍藺)。これもカヤツリグサ科です。ちなみにコレ、去年もちゃんと株分けしたのにこんなにパンパンです…。でね、画像ご覧頂くとお分かりかと思いますが、ツンツンほぼ真っ直ぐなはずのヒメホタルイのなかになんか別の植物が混じってる…。
コレコレ。節の付き方なんか見るとトクサの仲間だと思うのだけれど、演出は入れた覚えがないんスよ。ヒメホタルイ自体は一昨年から育ててるのに、生えてきたのは去年突然です。たぶん去年入れた植物のどれかに種か根屑がくっついてきたんでしょうな。まあ、こういうのが睡蓮鉢の楽しみなんですが(^^♪
睡蓮鉢ビオトープでは、こういったことがよくあります。見たこともない植物、水草、入れた覚えのないヤゴとか蛭とか(笑) さて、「楽しみ」とか言いながら謎のトクサさんにはご退場頂いて(笑) ヒメホタルイ鉢完成。
他にも「ウォータークローバー」やら「ヒメトクサ」、「ガガブタ」も入ってるんですが長すぎるので省略(笑)
作業もひと通り終わり、観察してたらまたまた発見。お~、稚メダカだぁ! …あ~こりゃ失敗したかなぁ。親メダカってね、稚メダカ食うですよ。稚メダカが隠れられるボサボサをキレイに取っ払っちゃったのでね。う~ん、逞しくサバイバルしていただくしかないですな。
しかし睡蓮鉢はイイですよ~。
「稚エビが産まれた!」
「枯れそうだった植物が元気になった!」
「花が咲いた!」
みたいに小さな喜びがいっぱい詰まってて。
ささやかでもそういう喜びや楽しみに囲まれているような生き方がね、
案外《 幸せ 》ってぇもんなんじゃないかしらねえ…。