ども。演出です。
私の仕事場には何人もの“ガイジン”さんがいつもウロウロしてます。つか、仕事仲間なのですが。彼らの母国語は英語ではないのですが、みな巧みに英語を操るのでコミュニケーションは専ら英語で成されます。
と言うと「おお、演出ってぇ奴ぁエイゴなんてぇハイカラなコトバを喋りやがるのか」とお思いかもしれませんがね。ワタクシ英語は話せません。まあせいぜい平均的日本人程度。いや平均以下じゃないかしらん?
相手がペラペラっと喋るとその中でいくつかの聞き覚えのあるカンタンな単語が聞き取れて、それを繋ぎあわせてやっとこ「ああ、こうして欲しいのかな?」とか理解できる程度。
自分で喋ることに至っては、投げかけられた内容がY/Nで答えられる質問なら「ラッキー」てなもんですが、何かを説明しなきゃならんとなると、そりゃもう往生しますわ。
もう受験英語とか忘れちゃってるもの。つか「“does”とか“has”とかってどうやって使うんだっけ?」とか。もう受験英語ですらないし。そんなワケで演出の喋る英語は文法とかメチャクチャです、たぶん。最近は開き直って「語尾を上げれば、疑問文のつもりだって理解してくれるんじゃね?」みたいな。
「オマエ、イル?ココ。マッテロ、スコーシ。オレ、イク、トイレ。スエ、タバコトカ。ココ、タバコ、カノウ。」
こんなふうに聞こえてるんじゃないかと。もはやカタコトの中国人以下(差別的意味ではありませんので。念のため。)でしょ。
ところがね。それで伝わるんですわ。こっちが「ホントに伝えたい」となるとちゃんと伝わるんですな。向こうも懸命に汲み取ろうとしてくれるし。カンタンな感情表出のやり取りなら日本語でも伝わりますよ。日本語で「ホントにぃ~?」とか言っても「yah」とか「sure」とか返ってきますもん。
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今日もね、演出はガイジンさんと二人きりで行動しました。初対面の欧州某国人男性(25歳)と丸一日。仕事なのでね。ふたりでミッションやり遂げるために、まず打ち解けねば。で、ジョーク連発。カタコトの英語で。もうね、全力ですよ。
一番の難関は昼飯。何食わせりゃいいんだべ…?欧州某国人氏は「マックとかでもいいよ?」とか言ってるけど。「日本初めて。来てまだ2週間ぐらいだよ~。こないだFujiyama行ってきたよ?」と言ってたのを思い出し、演出は(コイツ、ラーメンは未体験なのでは…?)と読みました。「時に御仁。ラーメンはもう食したかね?」と尋ねたらば「ラーメン?ナニソレ?」
でラーメン屋に入ったわけですが。結果的にね、ラーメンは失敗でした。西洋人が目の前に居ると、音を立ててラーメンをすすれないのですよ!(笑) しかもラーメンって、すすらずに食べるとメチャクチャ熱いのね(^_^;) いやコレは計算外だったわ。
もうね、堪らず英語でヘンな説明をせざるを得なかったですよ。
「ヌードルを食す時に日本人はこうやって音を立てるのだよ。しかしこれはマナー違反じゃないんよ?あ、スパゲティは別ね」みたいな。
こんな調子なんで演出はいつも英会話をちゃんと学びたいと思ってるんですが、実際にその場その場ではどうにかなっちゃってるんで。結局「ま、いいか?」が結論になってしまっているのでした(;´Д`)
ちなみに<パーコーつけ麺>を注文した欧州某国人氏が、アレを“ラーメン”だと思い込んだままなのはワタシのせいですヽ(;´Д`)ノ